麻酔科領域で使う薬剤

麻薬とその類似物質(opioid narcotic analgesics)

胎盤を通過する

Withdrawal symptoms(多動、神経過敏、不眠、振戦)

新生児呼吸抑制(Neonatal respiratory depression)が起こる。

人で催奇形性が報告されているものはない

局所麻酔薬

催奇形性や胎児毒性が報告されているものはない

動物実験の報告は全くない

(Gilstrap III, LC, et al.: in drugs and pregnancy, p336, Chapman & Hall, NewYork, 1998)

Amide型(肝臓で分解)

Lidocaine(キシロカイン

Dibucaine(ペルカミン)

Bupivacaine(マーカイン)

Mepivacaine(カルボカイン)

Ester型(血漿コリンエステラーゼで分解)

Procaine(プロカイン)

Tetracaine(テトカイン)


全身麻酔薬

<Epinephrine(ボスミン®)>

・Epinephrineは胎盤を通過する。

(Morgan CD, et al.: Am J Obstet Gynecol. 1972;112:1068-1075)

・動物実験では催奇形性があるが、人では催奇形性、胎児毒性ともに証明されていない。(Briggsの分類C)

(Briggs GG et al.: drugs in pregnancy and lactation. p383, Williams & Wilkins, Baltimore, 1998)

(Gilstrap III, LC, et al.: in drugs and pregnancy, p336, Chapman & Hall, New York, 1998)