反ワクチン活動が続くのは儲かるから

河野大臣がブログで、反ワクチンの人が誤情報を流すのは4つの理由のどれかが当て嵌まると主張されています。

1.ワクチンを批判して、自分の出版物やオリジナル商品に注目を引き寄せてお金を稼ぐ。

2.科学よりも自分の信奉するイデオロギーに基づいて主張する。

3.過去に誤ったことを発信したために抜け出せなくなっている。

4.自分に注目を集めたい。

おそらく3.はトーンダウンしていくでしょうから、害は少ないでしょう。


1.2.4.は渾然一体としていますが、最も大きな声を発し、新規の主張を思い付くのは 1.が主目的のタイプです。

つまり反ワクチン活動が一向に終わらないのは、儲かるからです。

ワクチンが有効だという本を書いても医学生ぐらいしか買わないでしょう。

Plotkin's Vaccinesと学生向けの本を1〜2冊ぐらい買うぐらいです。

しかし「ワクチンは危険だ。陰謀だ。」と書かれた本は不安を煽って買う人がいるのです。

またお金を徴収してセミナーを開いたり、「ワクチンを打たなくても良いという説明を聞いた」という免罪符を販売している医師もいます。

世の中に一定の割合で全般性不安障害の人々はいます。

(不安の強い人は2.のタイプで、エコーチャンバーとして機能してしまうのです。)

そういった人からお金を巻き上げようとしているのです。


小金井市にFAQで素晴らしい回答があったようですが、今見たら見つかりませんでした。

ネット上に残っていたものをいくつか紹介します。医療従事者には当たり前の内容なんですけど。


Q4.ワクチン接種したネズミが2年で死んだと聞きました。

A4.ネズミの寿命は2年です。


Q6.熱や倦怠感が出るのが嫌だ。

A6.コロナに感染する方がよほど有害です。命にかかることもあれば後遺症が残ることもあります。軽症・無症状でも隔離が必要となります。ワクチンの副反応は長くても数日以内に治まります。若者の方が副反応が強く出やすいですが、免疫機能が元気な証拠で、その分、免疫もしっかり付きます。

(※管理者補足:mRNAは48時間以内に分解されるため、通常、熱は長くて2日間です。3日以上の発熱はサイトカインの出過ぎです。)


Q8:不妊になると聞いた

A8:なりません。卵巣に蓄積しません。妊娠中でも接種できます

(※管理者補足:散々動物実験されていて問題ないことが確認されています。アメリカでは実際に妊婦に接種されています。)


Q10.漠然と心配です。

A10.ワクチン接種しないことによる感染リスクや社会・経済的活動の低迷の方が明確に心配です。


Q17.5Gに接続される。磁気をおびる。

A17.そのような事実はありません。

(※管理者補足:医療従事者の目に見えないマイクロチップを開発して、5Gに接続するエネルギーを供給し続けることができたら、Apple watchは毎日充電しなくて済むはずです。接種した人の体に磁石を付けてみてください。もしくはMRIを撮影した接種者の体が沸騰したというニュースが報道させることを毎日チェックしてください。)


他には、

Q「ビルゲイツの陰謀だ。」というものがありました。


A.

世界一のお金持ちになった人が世界を支配して、これ以上何を得るのでしょう?


ノーベル賞のアルフレッド·ノーベルが「死の商人」と言われたことを覆すためにどういう行動を取ったか、

カーネギーホールを作ったカーネギーが生前どのような評価だったかを調べて見てください。


お金を十分得た人が悪人のように思われたまま死んでいくのは嫌だと行動するのは自然なことだと思います。



Q. 治験が終わっていないワクチンを打っても大丈夫ですか?


A. 4万3800名に対して第三相試験まで終わっています。接種後調査は今も進行中です。これは他のワクチンも同様です。

現在、第三相試験終了者の中から、5μgと10μgという少量投与(現在は30μg)の追加接種群等の追加試験をしています。

変異株の試験は今後も随時追加されます。



Q「mRNAワクチンなんて歴史の無いワクチンは安全性が担保されていない。50年後はどうなっているか分からない。」


A.

最初にRNAに目を付けていたのは、ハンガリーからアメリカに移住(亡命?)したカタリン・カリコ博士です。

2005年には、当時同僚だったドリュー·ワイスマン教授と、今回のワクチンの開発につながる革新的な研究成果を発表しましたが、

注目を集めること無く、資金が得られなくなり、2013年にドイツのBionTech社に移りました。

カタリン・カリコ博士はノーベル賞を取るかも知れません。


BioNTech社の設立は2008年です。抗腫瘍ワクチンとして開発が続けられてきた歴史があります。

当初はトルコからドイツに移民してきた研究者の苦難の歴史です。

2018年にはインフルエンザ用mRNAワクチンの開発を開始しています。


Moderna社は2010年に設立されています。

ModeRNAという名前を見ても分かるように、当初からmRNAを利用したワクチンの研究をしていました。

2013年には大きな発見があり、アストラゼネカと提携して、数億ドル以上の資本を投資しています。


一般論として世の中に出てくるワクチンは当初開発に取りかかったワクチンのわずか4%です。

96%は無効だったり、予想外に副反応が大きかったりして、発売にこぎ着けることができていません。

昔のRSウイルスワクチンや0歳児用の麻疹ワクチン、ロタウイルス用のロタシールドは接種が中止されています。


世界中の科学者や医療従事者の目を欺いて接種を続けることは不可能です。

注意が必要なのは自己炎症性疾患や自己免疫疾患の起きている人や素因のある人です。


通常、我々には逆転写酵素はありませんからmRNAがDNAに組み込まれることはありません。

ワクチンにも逆転写酵素は入っていません。

mRNAは使い捨てです。不安定だからこそ夜になったら成長ホルモンが出て身長が伸びるとか、思春期になったら急に声が低くなったりと細かくコントロールできるのです。


壊れにくいDNAを使っていたら、細かいコントロールができないのです。


この2社は既に10年以上の歴史があり、今まで不妊のような大きな副反応はありません。

mRNAを安定させて、炎症を少なく届ける技術が難しかったそうです。


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https://medical.jiji.com/news/46106?fbclid=IwAR1DOJRkAQaogTuDl3Ii5Xev4c_usJ4HrJB9QUPoAxYpunIXa8AJioMdOkw

「反ワクチン」が産業に=収益40億円、雇用も生み出す―NGO

 【シリコンバレー時事】米英が拠点のNGO「デジタルヘイト対抗センター(CCDH)」の調査によると、インターネット交流サイト(SNS)上で新型コロナウイルスワクチンに反対し誤情報を広げる中心的な12人は少なくとも計3600万ドル(約40億円)の収益を上げている。雇用も生み、産業の体を成してきた。こうした現象が、根強い米国内のワクチン忌避を支えている。

 最も収益を上げたのはジョゼフ・マーコラ医師で721万ドル(約8億円)。自らのサイトで「ワクチンが遺伝システムを破壊する」などと訴えている。寄付した先の団体がSNS上でこうした主張を共有し読者を広げてきた。ケネディ元大統領のおいロバート・F・ケネディ・ジュニア氏も反ワクチンの活動家で、294万ドル(約3億2000万円)も稼いだ。

 この12人は、SNS上で影響力を持つ代表的な「インフルエンサー」だ。反ワクチン投稿の3分の2をこの12人が作成していると考えられている。フォロワーは計6200万人に上り、計266人の雇用も生んだ。さらに巨大IT企業にも広告収入など11億ドル(約1200億円)の経済価値をもたらしたと計算されている。

 CCDHは、SNSが発信や動員、資金調達の戦略拠点になっていると指摘する。CCDHのイムラン・アーメド最高経営責任者(CEO)は「SNS企業が危険なデマの拡散に加担し利益を得ている。その代償は社会が払わされることになる」と警告し、誤情報の発信源を断つよう求めた。 


(C)時事通信社 (2021/08/12 10:00)