異物誤嚥・異物誤飲

<異物誤飲>

胃に異物が入った状態です。

緊急ではないので、タクシーで総合病院に行きましょう。

ボタン電池はできるだけ急ぐ必要があります。

<異物誤嚥>

気管支に異物が入った状態です。

異物を出させることは緊急を要します。

<背部叩打法>

Mouse to mouse は絶対ダメ! 異物を更に肺に押し込んでしまいます。

左図:乳児の場合 右図:幼児の場合

<Heimlich maneuver>

年長児〜成人まで使えます。

臍のやや上方に拳を当てて、もう一方の手を添えて

手前上方に引き付けて、胃を押し上げる。

<迷走神経反射による悪心・転倒>

<Trendelenburg_position>

立ち眩みなどで気分が悪くなった場合、脳に血液を送るために足を高くします。

<Sims posterior position>

繰り返し嘔吐している場合、吐物が咽頭を塞がないように横〜下に向けます。

<心臓マッサージ>

<BLS: basic life support>

肩を軽く叩いて、呼びかける。(くも膜下出血の場合も考慮して、強く揺さぶらない。)

脈と呼吸の確認に10秒以上時間を掛けない。

周りの人に、119番通報とAEDの手配を依頼する。

呼吸のない場合、CPRの手順を開始。

10回/分の徐呼吸は呼吸停止と同様に扱う。

小児の場合、心拍数60回/分以下は高度徐脈心停止寸前である。

→心臓マッサージ開始する。

仮に心停止でなかったとしても、心臓マッサージで心臓を止めてしまう必要は無い。


<心臓マッサージの方法>

1.左手を額に添えて、右手の人差し指と中指で頤を持ち上げる→人工呼吸2回

2.人工呼吸2回心臓マッサージ30回のサイクルを繰り返す。

3.周りに誰もいないときは5サイクル繰り返してから、119番通報し、

AEDを持ってきてCPR再開。

心臓は真ん中

両手を重ねて、肘を曲げずに体重を掛ける。

胸郭が4〜5cm沈み込むように!

心臓マッサージは30分は諦めない

(16分間の心臓マッサージと比べて、25分間の心臓マッサージは蘇生成功率が12%高い。)

<乳児の場合>

指2本で圧迫。

鼻と口を大人の口で覆って呼吸させる。

<幼児の場合>

<学童期以降>