小児のCoVID-19重症例〜2021年2月時点

2021/5/5補足分。

(2021年5月初旬の時点では、日本におけるイギリス型変異株のR0は従来型の1.32倍とのことです。

しかし今、最も恐い変異株はインド型で、イギリス株を置き換える勢いです。どこかの時点で小児でもR0>1となるかも知れません。)

2021/4/1に日本でも6歳未満のICU入院症例が出たそうです。

免疫抑制剤使用中だったのか等の情報が無いため、詳細は分かりません。

以上、ここまでが2021/5/5補足分です。

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日本にCoVID-19が現れて、既に1年が経ち、多くの小児も感染しました。

武漢で始まった時より多くの小児の感染例が日本でも出ていますが、武漢で判明していなかった点がいくつかあります。


1.思ったほど肺炎が起きていない。(ウイルスの病原性の低下よりも、政府から知らされていなく、無防備だったため吸引量が多かったのが原因だと思います。)

2.血管内皮細胞やリンパ球をTargetにすることから、マクロファージ活性化が強く起こり、川崎病に近い高サイトカイン血症が起きている。

3.感染しにくいが、一旦感染すると排泄するウイルス量は成人より多い。

4.子ども同士のクラスターはできにくい。従来株では概ねR0=0.7程度と推定されている。

5.イギリス変異株のR0が1.4〜1.7倍とすると、小児同士でもクラスターが起きうる。

 (例えば0.7×1.4=0.98、0.7×1.5=1.05で、1前後の際どい数字になります。)


(2021/2/20記載)

以下は、日本小児科学会のサイトの内容です。

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小児における新型コロナウイルス感染症は比較的軽症で、多くの場合は治療を必要としないものです。2021年2月23日時点で、国内において10歳未満の小児は約1万人、10歳代の小児は約2万人が新型コロナウイルス感染症にかかっていますが、亡くなられた方の報告はありません。その一方で、欧米を中心とした諸外国では、一定の割合で重症化する小児の患者が報告されています。成人で肺炎が悪化し重症化する事が多いのとは異なり、「小児多系統炎症性症候群」と言われ下痢、発熱、発疹などがみられ、心臓の動きが悪くなることがあるのが特徴です。新型コロナウイルスに感染した回復期(2-6週後)に学童期以降の小児にこのような症状が認められる傾向があります。国内でも感染者が増えた場合は、同様の例が発生することが危惧されていました。

 今回、国内において少数ながら重症化した小児がいることが明らかになりました。海外と同様に小児多系統炎症性症候群と考えられる患者さんも認められています。しかし、患者数は少なくいずれも治療によって回復しています。なかには、川崎病に似た症状を示す方や、川崎病の診断項目を満たす方がありますが、川崎病とは異なる疾患と考えられています。川崎病と診断された患者さんを特別に隔離したり、以前に川崎病になった方が新型コロナウイルスに感染しやすいとか、小児多系統炎症性症候群を発症することを心配したりする必要はありません。

 過度な心配は不要ですが、子どもへの感染を防ぐためには、これまで通り日常生活において周囲の大人が罹らないように、こまめに手洗いを行い、マスクを着用し、感染するリスクの高い状況を避ける事が重要です。衛生行動がとれる小児の場合は、同じようにご指導ください。

 お子さんが新型コロナウイルスに感染した場合、あるいは家庭内等に新型コロナウイルスの感染者がいる場合は、数週間はお子さんの下痢や発熱、発疹、ぐったりするなどの症状に注意をしてください。そのような症状がある場合は、診断をうけた医療機関にご相談ください。また、普段と異なり調子が悪い時は、新型コロナウイルス感染症に限らず、様々な病気が考えられますので、かかりつけ医にご相談ください。


http://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=129&fbclid=IwAR2e6hBBoTVdm-U57-YqkxRc4eStl3wHRjfz0OPyv6bj507o0pDfswqy1Fw