ラムダ株はデルタ株を上回ることは無い

2種類以上の株が同時に体内に入ると、ウイルスのパーツ毎に都合の良い部分だけが再集合して、増殖するため、重症化することが報告されていますが、ラムダ株の感染力はデルタ株を下回るため、ラムダ株が広がることは無さそうです。

今のところ、WHOもCDCでもアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4種類のみがVOCとなっていて、ラムダ株はVOC(variant of concern)とされていません。

(2021/08/24 管理者記載)

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米国ではラムダ株は減少中、感染者の99%がデルタ株


CDCのデータによると、米国では2021年8月8日から8月14日の調査にて、約99%がデルタ株と確認されています。


前述のロサンゼルス·タイムズによると、これまでにカリフォルニア州で検出された152件のラムダ感染者は、4月に88件。それ以降毎月の感染者数は減り、5月43人、6月8人、7月はわずか2人でした。


シアトルのフレッドハッチンソンがん研究センターの進化生物学者トレバー·ベッドフォード博士は、ニューヨークタイムズに「ラムダ株は、デルタ株ほど懸念されておらず、地球全体で支配的になるとは考えていません」「ブラジルで最初に確認されたガンマ株に比べ、ラムダ株は特定されてからしばらく経ちますが、アメリカではほとんど侵入していません。私はデルタ株に注目すべきだと思います」と述べています。


以下の図のように、ほぼデルタ株だけが増えています。