結婚年齢と生涯不妊率の関係
結婚年齢と生涯不妊率の関係
Menken J et al , Science233(4771): 1389-94, 1986
女性の結婚年齢が
20~24歳だと、生涯妊娠しない確率が5%、
25~29歳だと、生涯妊娠しない確率が9%、
30~34歳だと、生涯妊娠しない確率が15%、
35~39歳だと、生涯妊娠しない確率が30%、
40~44歳だと、生涯妊娠しない確率が64%、
1970年頃から次第に晩婚化が進み、
2012年の時点で日本人の平均初婚年齢は、男性30.8歳、女性29.2歳です。
この論文は古い物で、男性側の要因について考慮されていません。
男性側も40歳を過ぎると妊娠に至る確率が下がり始めますが、
女性側要因ほど顕著では無いため、卵子の老化は少子化にとって重要な問題です。
キャリアを積みたい女性は20代の頃の卵子を凍結保存しておくと良いかも知れません。