<ワクチン>
<予防接種の勧め ~要約~>
ワクチンは死亡率が高い危険な感染症を予防するために開発されました。
人々にとって利益が大きいから貧しい国でも導入し世界中に広まったのです。
しかし感染症を100%予防できるワクチンは存在しません。
また副反応が全くないワクチンも存在しません。必ず誰かには副反応が現れます。
しかし副反応の強さや頻度と比べて、ワクチンの効果の方が素晴らしく
元疾患の自然感染による甚大な被害に比べたら、副反応の殆どは無視できるほど軽いものです。
医師の中にすら稀に「自然感染した方が免疫がしっかり付くから良いよ」と言う人がいることは嘆かわしい限りです。
ワクチン普及以前の世界で、どんな病気でどれぐらい子供が死んでいたか歴史を知らないのです。
水痘、ムンプス、インフルエンザ、日本脳炎、2007年冬から始まるHibワクチンも含めて
全てのワクチンをできるだけ早い時期に接種してください。
ワクチンを接種しても感染することがありますが、多くの場合は軽症化し、合併症も少なくて済みます。
・ワクチンの副反応より自然感染が何倍危険かデータを示します。(最も差が少ないSSPEでもリスクは10倍違います)
・AAP(アメリカ小児科学会)の基準に基づいて、日本にある全てのワクチンが同時接種可能であることを示します。
ライノウイルスやコロナウイルス等による上気道炎で咳や鼻汁があっても、ワクチンを延期する医学的根拠にはなりません。
多くのウイルスでは相互干渉はないか少ないため、ワクチンに対する免疫が付かなくなることはないからです。
日本では近年の厚生省が副反応に対しておよび腰であったことや
(医療費のGDP比はG7の中ではイギリスに抜かれて最下位に転落し、OECD29カ国中でも21位という低医療費国なのに) 財務省が医療費を抑制しようと予算を減らしていることから
かつては水痘ワクチンや日本脳炎ワクチンの開発、百日咳の制圧では世界をリードした日本のワクチン行政もここ20年の間に北朝鮮並みのレベルまで衰退しています。
このサイトを見た人が皆、今まで以上に積極的にワクチンを打ってくれることを願っています。
2.アメリカのワクチンスケジュールと同時接種に関するAAPの基準
3.ロタウイルス
3−A. ロタウイルスワクチンによる痙攣予防効果
3−C. 小児への1価 RotaVirusワクチン接種、腸重積症リスク上昇でも医療メリットあり
4.Hibワクチン
5.肺炎球菌ワクチン
6.百日咳
7.ジフテリア
8.破傷風
9.BCG
10.ポリオ
11.インフルエンザ
11−A. 不活化インフルエンザワクチンは3〜8歳児に対して有効
12.麻疹
13.風疹
14.水痘
15.ムンプス(おたふく)
15−A. MMRワクチン2回接種高率地域では、耳下腺炎流行を3回目の接種でコントロール可能
16.日本脳炎
17.B型肝炎
18.子宮頚ガン
18−A. 子宮頚ガン〜2016年の状況
20.輸入ワクチン取り扱い医療機関リスト(2011年3月作成)